「知らないこと」を知る重要性

コーラルでは、親族間売買の相談がとても多い。

親子、兄弟、夫婦など色々なケースがあるのだが

相談を聞いていると、

単に売買の依頼ではなく、

売買金額が適正か、

金額が安くて税務上贈与と見なされないか

というご相談から、

親が事業をやっていて借金があり、

売買したいが問題ないか、

親(祖父)から売買代金を借りて売買をしたいが

問題ないかなどなど、

内容は色々ある。



ここで『問題ないか?』というお客様からの質問の意図が『問題』だ。



税務上のことを心配しているのか、

債権者から訴えられないか、

相続後にトラブルにならないかなど、

心配しているポイントがどこにあるのか、

お客様が何を聞きたいのかが、

電話で話をしていてもつかめないことが良くあるのだ。



多くの場合、

相談しているお客様も良くわからないで相談してきているのだから

話の交通整理をきちんとしてあげないと、

相談したものの、

何か腑に落ちないもやもやしたものが残ることになるだろう。



我々相談を受ける側の役割は、

お客様の理解していない部分、知らない部分を汲み取って、

話をしてあげることだと思う。



もうひとつは、

漠然とした不安要素を明確化してあげることだと思う。



しかし、

これは口で言うほど簡単なことではない。




税務知識、債権債務の知識、相続、離婚の法律知識など

幅広い知識が求められるからだ。




確かに我々はその道の専門家ではない。

しかし

すべて自分達の領域でないから専門家に聞いてください

では仕事にならないのも事実だ。



幅広く学び知識を積み重ねて、

『法的にこういう規定がある』

ということを知っておく必要がある。



『ある』ことを知った上で、

『知らない』ことを認識することが大事だなぁ

と最近良く思う。



相談を受けることによって、

我々もその都度勉強させてもらっている。

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日々勉強しかない。

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