なぜ、あなたのマンションは売れないか
なぜか最近、セカンドオピニオンサービスへのお問い合わせが多いのですが、理由は、マンションを売りに出したのはいいけどなかなか売れなくて、どうしてなのか、第三者の意見を聞きたいというものです。
という事で、ここではセカンドオピニオンサービスにお問い合わせ頂いた方からの声から、問い合わせ内容で多いもの上位3つ①値下げの提案②内覧がない③囲い込みされているみたいについて解説してみたいと思います
また、セカンドオピニオンアサービスへの問い合わせでこれら3つについて、ここではまずほとんどの売主様に共通する基本的な事柄をあげてみます。
①売れないからと値下げの提案を受ける
マンション売却開始して約1カ月。売却を依頼している不動産屋から値下げ提案をされました。
今4880万円で売り出しているのですが、200万円下げないと売れないと言われてます。
今の状況は、売り出し開始から1カ月を過ぎたところで、いままでの内覧者は2組程、アットホームなど不動産系ポータルサイトでの閲覧数は1カ月で80件ほどという報告を受けています。
しかし、今一歩のところで購入希望は入らず売買契約には至っていません。
その後また1カ月経過し、内覧者は2組。アットホームなど不動産系ポータルサイトでの閲覧数は1カ月で30人ほどという報告でした。
とうとう不動産屋から、値下げを提案されました。
値下げに応じるべきでしょうか?
因みに値下げの提案は1カ月目にもされましたが、その時はもうちょっと様子を見て判断したいと保留しました。
その時に担当者から言われたことがどうしても納得いかなく今回セカンドオピニオンサービスに問い合わせした次第です。
当社担当:その時に言われたこととはどんなことでしょう?
利用者:はい、「今、値下げして売らないともっと売価が下がりますよ」という事です。
当社担当:値下げの根拠になるデータは何か提示されたのでしょうか?
利用者:いいえ、何もないです。
内覧者もポータルサイトへの閲覧者も少なくなってきたのだからもう潮時ですよと言われただけです。
当社担当:今の販売価格はどうやって決めたのですか?
利用者:今任せている不動産屋さんに査定依頼して、その報告の売出価格のアドバイスを元に決めました。
当社担当:査定サイトとか利用して何社か査定を取らなかったのですか?
利用者:いいえ、あと3社に査定して頂き、自宅に呼んで査定報告を受けました。
当社担当:その中で今任せておられる不動産屋さんに売却を任せたのですか?
利用者:はい、その不動産屋が一番査定額が高かったんで。
担当者:他の不動産屋よりどれくらい違ったのですか?
利用者:今回の値下げ額と同じで200万円ほどです。
当社担当:その不動産屋さんにはどうやって売却活動するかなどの方法については聞かれたのでしょうか?
利用者:はい、どんな売却活動するのか、どんなサイトに掲載したりレインズには登録したりするのかを確認して、ちゃんと登録して販売活動しますということでした
担当者:値下げ提案受けている今回の価格について根拠あるデータは提示されたのですか?
利用者:いいえ。何も提示はありませんでしたが、しかし査定時にも適当なことを言わずしっかりと根拠を提示してくれる不動産屋なんか1社もありませんでした。
担当者:えっ、そんなことはないと思うのですが。
利用者:いいえ、本当です。・・・・・
こんな会話が約20分程続いていきます。
ここで私はとてもびっくりするのです。
実は、価格値下げの提案を受ける売主様の多くが、売却開始前に取る査定時に一番価格の高い不動産業者になんの根拠もなく売却を任せてしまうという事にです。
しかも、その後その不動産屋さんは、なんのデータの提示なく、価格変更の根拠も示さないまま、今、売らないと価値が下がりますよととても強引な不動産会社に化けてしまいます。
なぜ、こうなるのでしょう。
それは、売主様が、言葉はきついですが夢見る夢子ちゃんだからの場合もあります。
しかしほとんどの場合、そうではなく、不動産屋さんの提示するデータを見ないで決めてしまう事が多いのです。
まっ、不動産屋が言うのだから、一回任せてみようと簡単に任せてしまうのです。
ここで敢えてひとつ言います。
一回売りに出したら、その価格は独り歩きしてあなたの管理下にはおかれなくなるという事を。
そのため、元々成約できるであろう価格でも売れなくなり、売買金額は相場よりもかなり安い金額になる可能性が高くなるという事を。
売主様はよく「自分の納得できる金額で売却できなければ意味がない」と言われますが、購入希望者も反対に思っておられます。
今こんなにマンションが売りに出ているのだから「市場に見合った、自分の納得できる金額で購入できなければ意味がない。間違った購入だけは避けたい」と。
売主様と購入者様は相反の関係にあるのですから当然こうなります。
ここでマンション売却で成功した方はどのように決断したかを書きましょう。
最終的に売出価格をどうやって決めたかについては、ちゃんと根拠の数字を提示する不動産業者に売却を依頼されています。
しかも、成約できる価格とその成約できる価格になるまでの手法、販売価格をどう設定するのか、その販売価格でどう広告展開するのかなどを事細かく聞き、納得いくまで確認されています。
あまり欲をかかず、近隣の相場をちゃんと確認して同じような金額で売却に出されています。
しかも価格変更せざる追えない場合とか、広告をどのように出すか、しかもそのタイミングも不動産業者と丹念に練っておられます。
従って、当初の販売開始価格も、査定時や売却委任時に担当者と相談をしてきちんと戦略と戦術を決めておられますので、チャンスを逃すことのないあまり高い金額にはされませんし、従ってスムーズに売り切ることが出来ておられます。
売却活動中に不動産屋から値下げの提案を受けて納得できない方は、はじめの段階、査定時と不動産業者の選定時に間違った行動を選択されている方がとても多いんのです。
不動産屋は、あなたが何も知らないことを利用してあなたを騙したりけむに巻いたりします。
あなたも知識武装しなければ、千三つやと言われる不動産屋の餌食になることでしょう。
不動産屋の餌食にならないでいい方法は、あまり欲をかかない事と、データをちゃんと確認されることに尽きます。
なぜ、あなたのマンションは売れないのか?
それは初歩的なミスにあります。
マンション売却の場合、ちゃんと不動産屋の話はデータを元に判断し、納得いくまで質問し、しっかりと確認しましょう。
あなたが鴨葱になってはいけません。
でも、もう遅い、既に売り出しているし、価格値下げの提案を受けている方はコーラルのセカンドオピニオンサービスへお問い合わせください。