ドイツ人の休日の過ごし方
さて、夏休み真っ只中の8月ですね。
皆さんはどんな休日の過ごし方がお好きですか?
又は、先週末は何をされたでしょうか?
なかなか平日に出来ない趣味に没頭したり、エステやネイルなど美容の日に充てたり、映画を見て食事を楽しんだり、スポーツを楽しんだり、旅行に行ったり、一日中家でゆっくりしたり・・・。
休日の過ごし方は、ドイツ人、日本人など関係なく、例え同じ人であっても、お金の余裕有り無しにもよるでしょうし、一緒にいる人や季節だったり、気分によっても違ってくるので、様々かと思います。
今回は、お金をかけない、かつ私が「非常にドイツ人らしいな」と感じた休日の過ごし方の一例をご紹介したいと思います。
まず、私が日本に住んでいた頃の休日の過ごし方はというと、メイクをして、足が痛くなろうと少し無理をしてまでヒールを履いてお洒落をして、街の中心地に出掛けて、デパートでウィンドウショッピングを楽しみ、カフェで音楽を聴いてのんびりすごしたり、マッサージに行き、夜は友達とレストランや居酒屋、カラオケに行ったりするのが好きでした。
時々旅行へ行くこともしましたが、普段の週末は大体こんなところです。いろいろと予定を組込み、女子力を上げる事が、イコール「充実した生活」と思っていたかもしれません。
しかしドイツに来てから、まぁ私の住んでいる地域が田舎という事もありますが、生活ががらりと変わったと同時に、当たり前ですが休日の過ごし方も大きく変わりました。
近くには、残念ながら私の大好きなカフェやショップやショッピングモールやデパートが無い代わりに、山や湖、川などの自然が沢山あり、のんびりとした日々を送っています。
とある休日、私はドイツ人のお友達の家を訪ねていたのですが、「日曜日でどこもショップは閉まっている。天気も良いし湖で泳ごうか。」という話になりました。
普段日本にいて、しかも女同士で「暇だからじゃあひと泳ぎしに行こうか」という流れには、なかなかならないですよね(笑)。
プールや海に行く事になれば、可愛い水着を買って、濡れても落ちないマスカラを用意し。。。
と事前に計画や準備を進めるところですが、その日は結局、友達の水着とタオルを借りて、早速湖へ行く事に。
「コンタクトだし、ゴーグルが欲しかった・・・前もって言ってくれれば浮き輪も買ったのに・・・。
ていうか湖汚くない?」などといろいろツッコミたいところでしたが、「そんなことを考えているようでは、私もまだまだドイツの生活になじめていない証拠!」と思い気持ちを切り替えました。
あるもので長い髪をすっきりまとめる工夫をしたり、ビーチサンダルもなかったけれど、いっそ汚れる事は気にせず、この機会を楽しむ方法を探しました。
1:シミやそばかすは気にしない!
天気も良いせいか、湖近くは沢山の車で埋まっていました。ピクニック用のバスケットや卓球セット、大きな浮き輪やビーチボールなどを持参し、しっかり計画を立ててきている様子の人もいれば、タオルと身一つで来ている人も沢山いるように見えます。
無事自分たちの場所を確保し、タオルを敷いて・・・と、おいおい。
貴重品だろうとそこにバッグを置き去りにする友達・・・私は何かあってからでは嫌だったので、監視下である水辺まで持って行きましたが、案の定そんなことをしているのは、唯一の日本人の私だけでした(笑)
今回、ゴーグルも浮き輪も無く、決して満足した準備は出来ませんでしたが、そんなことは気にならないくらいの、30度を超えるちょうど良い気温の中、緑に囲まれた湖にいるだけで、本当に穏やかな気持ちになれました。
水面を背にして浮かんでいると、快晴の空を遮るものがなく、ずーっと続く青い空を見る事ができて、大きな湖にぽつんと浮かぶ自分が、良い意味でなんだかちっぽけに思えてきました。
自分の小さな悩みなんて吹き飛んでしまうような、そんな感覚でした。
少し泳いでクールダウンしたら、先ほどのタオルを敷いた場所に戻って軽く身体を拭き、ストレッチをしたり、本を読んだり、音楽を聴いて過ごしました。
白人の方は日に焼けやすく、すぐ肌が赤くなり痛くなるので、日焼け止めクリームは誰でもしっかり塗ります。ですが、そばかすやシミを気にして「日焼けは嫌~」と日陰に隠れたり、日傘をさしたり、顔や腕にカバーをかけたりしている人はいませんでした。
私もタオルに横たわり、泳いだ後の気持ちい日差しの下でリラックスすることを、素直に楽しむことにしました。
また「暑いな~っ」と思えば水に入れば良いので、べったり汗だくになることもなく快適でした。
素朴ですが気軽に無料でこんなに楽しめるなんて、素敵ですよね。
2:美味しい豚肉ステーキのサンドイッチに出会う
さて、湖に訪れたちょうどこの日は、週末のフェスティバルをやっているようでした。
少し向こうから音楽が聞こえてきたので、そちらの方へ行ってみることにしました。
すると、水辺のすぐそばに小さなステージやテーブルと椅子が設けられていて、既に沢山の人で賑わっていました。
屋台もいくつか出ており、私たちも午後のおやつを求めて歩き回る事にしました。
ビール、ソーセージとパンなど、これと言って珍しいものはありませんでしたが、とりあえず、行列のできていたこの豚肉ステーキとソーセージのサンドイッチを買ってみました。
ソーセージは期待通りジューシーで美味しかったのですが、さほど期待していなかった右の豚肉ステーキがびっくりするほど柔らかく、感動さえ覚えたほどでした!
ある程度の厚みがあったので、歯ごたえのある堅い肉を覚悟していたのですが、しっかり味がついた豚肉は、しっとりと柔らかく、甘く炒められた玉ねぎと最高にマッチして美味しかったのです。
友達によると、これはシュニッツェルと呼ばれる、ドイツの揚げた豚肉料理に使う特別な柔らかい肉ではないか?という事でした。
部位が特別という事では無く、柔らかくなるようにたたいて肉の繊維を壊し、伸ばした肉のようなのですが、それなら今度、このテクニックを自分もやってみたいなと思いました。
ちなみにサンドイッチは、各2.6ユーロ(約350円)とリーズナブルでしたよ。本当はもう一個ぺろりといきたかったところですが・・・
どうしてもひんやりとしたミルクシェイクも諦められず、両方を1つずつ楽しみました!
3:お金にシビアなドイツ人
ドイツ人は世界的に見ても「質素倹約」で有名です。
例えばプレゼント1つにしても、高価なブランドなどに惑わされず、本当に欲しいもの、必要なもの、相手(自分)に合うものを見極め、それにユーモアやジョークなどの要素を足し、パーソナルな気持ちは手書きのカードなどに込めて、一緒にプレゼントをしてくれます。高価なものや流行はあまり考えないようです。
これらの点は、日本人と大きく違うなと実感してます。
歴史的背景からも多大な影響があると思いますが、これがいわゆる「価値観の違い」とか「お国柄」というものでしょうか。
そんなお国柄は、プレゼント選びだけでなく、あらゆるところで見る事が出来ます。
今回ご紹介した休日の過ごし方も、一例ではありますが、とてもドイツらしいなと感じた一面でした。
ドイツや他の海外、日本国内など関係無く、新しい土地に慣れたり染まったりして上手く付き合っていくには、現地の人が行っている習慣や行動を見て真似てみたり、実際に一緒に楽しんでみることで、新たな発見があるものだと実感しました。
きっと今回、「ゴーグルも水着もないから楽しめない」と決めつけ、「今回はいいや」と湖に行かなかったら、この気付きはなかったことでしょう。
皆さんも是非、新しい事に挑戦したり、普段あまり行かないであろう山や海などの自然に触れ、楽しい休日をお過ごしください!
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